OTC医薬品(市販薬)との上手な付き合い方
― 市販薬との上手な付き合い方 ―
OTC医薬品とは、**Over The Counter(オーバー・ザ・カウンター)**の略で、
医師の処方せんがなくても、薬局やドラッグストアで購入できる医薬品を指します。
一般的に「市販薬」と呼ばれているものが、OTC医薬品にあたります。
OTC医薬品の役割
OTC医薬品は、病気そのものを診断・治療するためのものではなく、
・症状を一時的に和らげる
・日常生活への支障を軽減する
・医療機関を受診するまでの“つなぎ”として使う
といった補助的な役割を担っています。
そのため、
「症状が軽い段階でのセルフケア」
「すでに原因が分かっている症状への対処」
といった場面での使用が基本となります。
OTC医薬品は、日常的によくみられる軽い症状に対して、
適切に使用すれば生活の質を保つ助けとなる存在です。
睡眠とOTC医薬品の関係
睡眠に関する悩みは、
必ずしも「睡眠そのものの病気」だけが原因とは限りません。
特にアレルギー性鼻炎がその代表ですが
・アレルギー性鼻炎による鼻閉→口呼吸→睡眠の質の悪化
・アレルギー性鼻炎による鼻閉→CPAPが苦しい
・アレルギー症状による中途覚醒
など、アレルギー性鼻炎が睡眠の質を下げているまたは睡眠の治療の妨げになっているケースも少なくありません。
このような場合、
OTC医薬品(抗アレルギー薬など)を適切に使うことで、
眠りやすい環境づくりを助けることがあります。
使用にあたっての注意点
ただし、必ず注意しなくてはいけないことがあります。
それが自動車運転や機械操作に関する制限です。
抗アレルギー薬の中には、
眠気や注意力低下を起こす可能性があるものもあり、
生活背景に応じた薬剤選択が重要になります。
詳しくは、下記のコラムをご参照ください。
👉参考コラム
「花粉症の薬はどれを選ぶ? 眠気・運転制限からみた抗ヒスタミン薬の違い」
セルフメディケーション税制について
一部のOTC医薬品は、セルフメディケーション税制の対象となります。
対象製品には外箱などに明記されています。
詳しくは、下記のコラムをご参照ください。
👉参考コラム
「セルフメディケーション税制とは?市販薬で税金が戻る仕組みを医師が解説」
医師の立場から大切にしていること
OTC医薬品は、
「使ってはいけないもの」でも
「何でも解決してくれるもの」でもありません。
大切なのは、
・今の症状はセルフケアの範囲か
・医療機関での評価が必要な段階ではないか
・生活背景(仕事・運転・睡眠)に合っているか
を冷静に見極めることです。
Good Sleep Solutionsでは、
医療の代替ではなく、医療につながる前段階を支える存在として、
妥当性を確認したOTC医薬品のみを紹介しています。
👉抗アレルギー薬一覧
・タリオンAR 30日分 (セルフメディケーション税制対象)
・アレグラFX 28日分 (セルフメディケーション税制対象)
・クラリチンEX 28日分 (セルフメディケーション税制対象)
・エピナスチン20RX 40日分 (セルフメディケーション税制対象)
星野哲朗
日本睡眠学会 指導医・総合専門医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 専門医